日本でゲーム実況を初期に始めたゲーム実況者についてまとめました。
目次
ゲーム実況とは?
ゲーム実況とはプレイヤーがプレイしているゲームを実況し、ライブ配信したり動画投稿したりすることです。
現在ゲーム実況配信はYouTubeやニコニコ動画などの動画共有サイトで視聴することがメジャーです。
実際にゲーム実況では、配信されている動画を視聴者が見て、配信者にコメントをしたりアドバイスをしたりすることでゲームをしている感覚を共有できます。
まるで友達や家族がゲームをプレイしているのを横で見ているような気持ちで視聴している視聴者さんも多くいます。
そのため、ゲーム実況を視ているとゲームのプレイ画面を配信するだけでなく、ゲームの解説動画など幅広い動画を視ることができるのです。
そのようなゲーム実況を日本で初めて行った人は誰なのか?どのような動画サイトで誰が広めたのか?
ゲーム実況の歴史年表
YouTubeで「びびりバイオハザードプレイ」動画が話題になる(PeerCast配信録画)
ゲーム実況のはじまりは「お笑いコンビよゐこ有野晋哉」
まず、ゲーム実況のはじまりを解説します。
日本で初めてゲーム実況したのはお笑いコンビよゐこ「有野晋哉」
日本で初めてゲーム実況に挑戦したのはお笑いコンビよゐこ有野晋哉さんです。
テレビ番組でのゲーム実況で、ゲームセンターCXというテレビ番組から始まりました。
有野さんのプレイヤースキルは一般の方に近く、有野さんの挑戦を視聴者がドキドキしながら視るコーナーでした。
そのため、有野さんがゲームをクリアしたときには一緒になって喜んだ視聴者が多く、実況者と視聴者の一体感が生まれたそうです。
また、よゐこ有野晋哉さんは非常にゲームが好きで、2018年には東京ゲームショウのオフィシャルサポーターに就任されています。
テレビ番組『ゲームセンターCX』とは?
ゲーム実況の先駆けとなったテレビ番組ゲームセンターCXは、ゲームバラエティ番組です。2003年から16年以上続いている長寿番組です。
最初はゲームクリエイターの方へのインタビューがメインの番組で、ミニコーナーでよゐこの有野晋哉が毎回異なるレトロゲームに挑戦するコーナーがありました。
その後、ミニコーナーへの2ちゃんねるでの反響が大きかったため、ゲーム実況メインの番組となりました。
日本でYouTubeの開始が2005年でニコニコ動画の開始が2007年ですので、まさにゲーム実況のモデルとなるテレビ番組であることがわかります。
永井先生がPeerCastでゲーム実況を始める(一般人)
テレビ番組以外で、いち早くゲーム実況を開始したのが永井先生です。
「なんぞこれ」という造語を広めたゲーム実況者です。
永井先生はPeerCast(ピアキャスト)において多くの配信者や視聴者に影響を与え、ゲーム実況配信者のパイオニアとなりました。
PeerCastとは?
PeerCast(ピアキャスト)とはライブ配信ストリーミングソフトのことで、2002年に2ちゃんねる掲示板から広まりました。
当時、生放送をする配信ツールが少なかったために注目を集めたようです。
また、PeerCastを視聴するにはWindows Media Playerなど互換性のあるメディアプレーヤーなどが必要でした。
そのため、一般の方には浸透しにくく敷居が高い配信ソフトでした。
永井先生も一般の方に協力してもらいながら配信を試みていたといいます。
永井先生のゲーム実況
もとは掲示板の2ちゃんねるやネットラジオにて活動をしていましたが、2006年頃からPeerCastにてゲームプレイ動画を配信開始しました。
PeerCast配信中の視聴者からのコメントは、2ちゃんねる内に存在する実況スレッドに連動して投稿されていました。
ご自身のことを包み隠さずに曝露する親しみやすい性格と抜群のトーク力で次第にファンが増えていきました。飾らない人間らしいお人柄が人気の秘密のようです。
挑戦するゲームもレトロゲームから世間で流行しているゲームまで幅広く、ファンからのプレゼントのゲーム機をプレイすることもありました。
ニコニコ動画で有名になった永井先生
永井先生の配信動画を録画していた視聴者が、ニコニコ動画にアップロードすることでより知名度が上がりました。
視聴者にアップロードされたゲーム配信動画は、ニコニコ動画β時代から大人気で、ゲーム実況が広く認知される前から新作動画が常にランキング上位に入っていたと言います。
また、ニコニコユーザーだけでなく海外の方や芸能人にも支持を得ていたそうです。
ニコニコユーザーから親しみを込めて「てんてー」とも呼ばれていました。
ニコニコ動画の古参ゲーム実況者のまとめ
ここではニコニコ動画のゲーム実況者の中でも古参に当たるメンバーは下記の通りです。
- 新感覚冷やし系魔法少女ヒャド
- ジャック・オ・蘭たん
- ゆとり組
- えどさん”&ふみいち
他多くの方がいます。
そのなかでも、最古参のゲーム実況者であるヒャドさんについて紹介します。
ニコニコ動画のゲーム実況最古参はヒャド
新感覚冷やし系魔法少女ヒャドという実況者名で動画配信を行っていました。
視聴者からは親しみを込めて「ヒャド」「ヒャドたん」と呼ばれていました。
当時ニコニコ動画内でゲーム実況というジャンルがなく、ゲームをしながら海外版のゲームを日本語でおもしろおかしくアテレコして配信していました。
本人も日本語吹き替え版という題名で動画を配信していました。
そんな動画配信中に人物のセリフの間にネタを入れながら配信するスタイルでブレークしました。
このヒャドの配信スタイルがゲーム実況配信のモデルとして広まっていったようです。
また、ヒャドはニコニコ動画古参メンバーのジャック・オ・蘭たんがゲーム実況を開始するきっかけとなった配信者です。
最古参のゲーム実況者YouTuberのまとめ
YouTubeの最古参ゲーム実況者にあたるメンバーは下記の通りです。
- キヨ
- もこう
- アブ
その中でも最も古参にあたるキヨについて紹介します。
YouTubeのゲーム実況最古参はキヨ?
2009年当時高校生だったキヨは同級生こーすけに誘われてゲーム実況を開始しました。
はじめはキヨとこーすけの2名で実況を行っていましたが、後にこの2人を含む4人ゲーム実況グループである「最終兵器俺達」が結成されました。
まずはニコニコ動画でゲーム実況をして、少しずつファンを増やしその後2014年にYouTubeでゲーム実況を配信開始します。
YouTubeに最初に投稿した動画は「青鬼」でした。
この頃からゲーム実況イベントも開催し、ファンが右肩上がりに増えていきました。
現在ではメディア出演を果たすなどさまざまな分野で活躍しています。
キヨ。のプロフィール|ゲーム実況者ゲーム実況者最古参のまとめ
今回はゲーム実況者最古参者についてご紹介しました。
今では有名なゲーム実況ですが、はじまりがテレビ番組「ゲームセンターCX」だったのは意外です。
また、現在はニコニコ動画やYouTubeという動画配信サイトがメジャーですがPeerCastではじめにインターネット上でゲーム実況を広めた永井先生の存在は偉大です。
その後、ニコニコ動画やYouTubeの実況者が増え現在に至ります。
紹介した古参実況者メンバーが今の見ごたえのあるゲーム実況スタイルを築き上げてきました。